「ウィーンから日本へ 近代音楽の道を拓いた ルドルフ・ディットリヒ物語」
1888年(明治21年)、近代音楽教育のためにオーストリアから日本にやってきたディットリヒの伝記です
小説ではなく解説書なので、淡々と読むことができました
彼は日本に西洋近代音楽教育をもたらしたその業績を讃えられる人物ですが、一緒に来日した妻が病死した後、日本女性との間に子どもをもち、その後オーストリアに帰国して、別の女性と結婚しています
結婚したのは2度で相手はオーストリア人女性
日本で子どもをもった女性とは結婚していません
そういう時代であったとはいえ、日本人が馬鹿にされているようで哀しいですね
日本人との間に生まれたのは男の子、その子の息子が俳優の根上淳さんだそうです
つまりディットリヒの孫になります
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